花粉症の季節がやってきました。毎年、くしゃみや鼻水、かゆみに悩まされる人々が増えますが、中にはメイクを楽しむことができないと感じている方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は看護師がお教えする花粉症対策メイクのコツをご紹介します。
この記事でわかること
- 花粉症時期のスキンケアの方法と必要な成分
- 花粉症時期のメイクを楽しむ方法
- 肌荒れやメイク崩れを防ぐ方法
- 花粉症対策に役立つメイクアイテム
花粉症の症状を抑えながら、メイクも楽しむことができる方法を知りたい方にぴったりの記事です。ご自身の肌に合ったメイク方法やアイテムを見つけるためにも、この記事を参考にしてみてください。花粉症対策メイクのコツをマスターし、これからの季節を楽しく過ごしましょう。
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1. 花粉症に悩む人へのメイクアップ方法とスキンケアのポイント
1-1. 花粉症とメイクの相性について
花粉症とメイクは、実は相性があまりよくありません。花粉症は、目や鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状を引き起こすアレルギー疾患です。メイクをする際に使用する化粧品やブラシなどは、花粉を引き寄せる可能性があります。また、メイクをすることで肌の呼吸が阻害され、肌トラブルを引き起こすこともあります。
肌トラブルを引き起こすからと言って化粧をしないのは、皮膚に花粉が付着するためNGです。最近は皮膚に負担の少ないコスメが多く発売されていたりしますので注目してみてください。
1-2. 花粉症対策メイクのコツ
花粉症の症状を軽減しながらメイクを楽しむためには、いくつかのコツがあります。
メイク前にはしっかりと洗顔をし、肌を清潔に保つことが大切です。花粉が肌についてしまうと、かゆみや炎症を引き起こすことがありますので、注意が必要です。
次に、化粧品選びには注意が必要です。花粉が引き寄せられる可能性のある成分を含まない、敏感肌用やノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせない)などのラベルが付いている商品を選ぶと良いでしょう。
また、メイクをする際には、ブラシやスポンジなどの道具を清潔に保つことも大切です。花粉がついたままの道具を使うと、花粉が肌に付着してしまう可能性がありますので、定期的に洗浄するようにしましょう。
メイク後はしっかりとクレンジングを行い、化粧をしっかりと落とすことが大切です。花粉が肌に残ってしまうと、症状が悪化する可能性がありますので、注意しましょう。
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1-3. 花粉症による肌トラブルを防ぐためのスキンケアアイテムの選び方
肌トラブルを防ぐためには、適切なスキンケアアイテムの選び方が重要です。
保湿をしっかりと行い、肌のバリア機能を高めることが重要です。最近の研究では花粉はシミの原因になるということもわかっています。
外出した際は、帰宅したらすぐに洗顔し、花粉を落としてください
洗顔料やクレンジングオイルを選ぶ際には、肌に刺激の少ないものを選びましょう。やさしく、こすらず、しっかり洗顔してください。
オイルクレンジングやクレンジングバームなどは、メイクをしっかり落としながらも肌に優しいです。敏感肌用の泡洗顔もおすすめです。
また、保湿、鎮静効果のある化粧水や乳液を使うことも大切です。これにより、肌の乾燥を防ぎ、花粉による刺激から肌を守ることができます。おすすめの成分はセラミドやヒアルロン、CICA、ワセリンなどです。
さらに、日焼け止めクリームやファンデーションなどのUVカット効果のあるアイテムを使用してください。これにより、花粉だけでなく、紫外線からも肌を守ることができます。UVケアを怠りますとさらに症状を悪化させるだけでなく、肌トラブルを引き起こします。肌が敏感になっている時期ですので、低刺激な日焼け止めなどをうまく活用してください。
最近は肌表面で花粉爆発を防ぐ化粧品などもありますので、使用してみると良いと思います。
2. 花粉症の時に意識すべきメイクのポイント4選
2-1. 目元のメイクにおける注意点
花粉症の症状は目元にかゆみや充血、涙などの症状が出て、敏感になります。
まず、目元メイクは控えめにすることがトラブルを軽減することができます。アイシャドウはクリーム状のものを選ぶことがおすすめです。
クリーム状のアイシャドウは、花粉をブロックしやすく、目の周りを保護してくれます。粉状のアイシャドウは、花粉が舞いやすくなるため、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。ラメなどの飛びやすいものも避けた方がよいと思います。
また、アイライナーやマスカラを使用する際には、ウォータープルーフタイプを選ぶことが大切です。ウォータープルーフタイプは、汗や涙に強く、花粉によるかゆみや充血を防ぐ効果があります。
さらに、メイクをする前に、目の周りをしっかりと洗浄し、花粉を取り除くことも忘れずに行いましょう。洗顔料やクレンジング剤を使用して、目元を清潔に保つことが大切です。まつ毛などはアイシャンプーを使用し、まつ毛の間なども清潔にすることなどもおすすめです。
これらのコツを守りながら、目元のメイクを楽しむことができれば、花粉症の症状を軽減しながら、おしゃれを楽しむことができます。
2-2. 口元のメイクにおける注意点
口元のメイクにはリップクリームやリップバームを使用しましょう。これによって唇を保湿し、乾燥から守ります。また、リップクリームやリップバームにはSPF効果のあるものを選ぶと、紫外線からも唇を守ることができます。
また、口元のメイクにはミントやメントールの成分が入ったリップ製品を使うと、清涼感があり花粉の影響を軽減することができます。
花粉症の季節には、口元のメイクにも気を配りましょう。リップクリームやリップバームを使って、花粉から唇を守りましょう。
2-3. ファンデーションの選び方と塗り方
花粉症の対策としてメイクをする際には、ファンデーションの選び方と塗り方が重要です。
花粉の付着を防ぐためには、薄いメイクを心掛けることが大切です。厚塗りのメイクは、花粉が肌に付着しやすくなるため避けましょう。また、下地、ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクには、花粉をブロックする効果のある商品を選ぶと良いでしょう。
ファンデーションの選び方ですが、花粉症の方には、肌に負担をかけずにしっかりとカバーできるものがおすすめです。特に、敏感肌の方は、刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。また、SPFやPAの値が高いものを選ぶと、紫外線からも肌を守ることができます。
下地、ファンデーションは均一に細かい部分までカバーするように塗布してください。肌に花粉を付着させないことが大事です。
口元はマスクで覆うことが無難なため、マスク着用でメイクが落ちないようにフェイスパウダーなどを使用してください。
花粉症の対策としてメイクをする際には、ファンデーションの選び方と塗り方に気を付けることが大切です。しっかりとカバーしながらも、肌に負担をかけずに美しい仕上がりを目指しましょう。
2-4. メイク崩れを防ぐためのテクニック
花粉症の季節になると、メイクをしていてもメイクが崩れやすくなりますよね。そこで、看護師が教える花粉症対策メイクのコツをご紹介します。
まず、メイクのベースとなる化粧下地を選ぶことが重要です。花粉症の症状を軽減する成分が配合されている下地を選ぶと、メイク崩れを防ぐことができます。また、化粧水や乳液でしっかりと保湿を行い、肌を整えることも大切です。
次に、ファンデーションの選び方です。花粉症の季節は、肌が乾燥しやすくなるため、保湿成分が配合されたファンデーションを選ぶと良いでしょう。また、薄くてもカバー力のあるものを選ぶと、自然な仕上がりになります。
仕上げに化粧水やミストを使ってメイクをセットすることをおすすめします。これにより、メイクが長持ちし、花粉症の症状による肌の乾燥も防ぐことができます。バリア機能を持ったスプレーも販売されていますので使用してみてください
花粉症の季節でも、適切なメイクのコツを押さえれば、メイク崩れを防ぐことができます。是非、試してみてください。
3. 薬に頼らない花粉症対策を日常生活に取り入れる方法
薬を使わずに日常生活で対策する方法もあります。
まず、花粉の飛散量が多い日は、外出時にマスクを着用することが大切です。マスクは花粉を吸い込むのを防ぎ、症状を軽減する効果があります。また、外出後は帰宅後に服や髪を洗うことで、身体についた花粉を取り除くことができます。
さらに、室内では窓を閉めて換気を控えることも有効です。花粉は風に乗って室内に入ってきますので、窓を閉めておくことで花粉の侵入を防ぐことができます。また、部屋の中を清潔に保つことも重要です。定期的に掃除をし、花粉の付着を防ぐようにしましょう。空気清浄機なども利用して快適に環境を保つようにしてください。
これらの対策を日常生活に取り入れることで、薬に頼らずに花粉症の症状を軽減することができます。しかし、症状が重い場合や日常生活での対策だけでは不十分な場合は、医師に相談して適切な治療を受けることも大切です。
おまけ
実は犬、猫などのペットも花粉症になってしまうということがあると知ってますか?